2023年の漢字は「疑」

今年もいよいよおしまいとなりますので、来年2023年の漢字を予想してみましょう。 ほぼ99%の確率で「疑」となると予想しています。 AIによる生成技術が向上。ネットやリアルで見るものの多くはAI製となります。 基軸通貨がドルで、ステーキが当たり前に食べらられる...そんな世界も過去のものになっていきます。

2023年の漢字は「疑」

AIの「疑」

suspect

2022年はAI進化の成果がめざましく出た年でした。

 

ChatGPTはまるで人間が相手をしているかのように回答していくれます。またプログラムのコードなども生成してくれます。

 

文章、画像、音声、3Dモデル、プログラムコードなど、あらゆる面でレベルの高いデータが作られるようになりました。

 

その結果2023年ネット上にはAIが作ったデータがウィルスのように増殖しまくり、どれが人間が作ったもので、どれがAIによるものなのか見分けるのも大変。

 

ネットでみかけるものはほとんどすべてがどちらがやったものか「疑い」をかけられるようになっていきます。

 

ちなみにここのブログは画像以外は人力です。

 

(更新 2023/1/3)

BuzzFeedには、6万フォロワーのアカウントがAIアイコンを使った実体のないものではないかとしています。こういうのはますます増えそうですね。

ワクチンデマを大量拡散… 謎の女性インフルエンサーは実在しない「AIアイコン」だった。ツイートには多数の不自然な点も (buzzfeed.com)

 

(更新 2023/1/4)

ユーラシアグループは年初に発表する10大リスクの3番目にAI技術の進化によって、偽情報が拡散する危険性を挙げました。

今年の世界10大リスク、1位は「最も危険なならず者国家」ロシア : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

 

 

日本の「疑」

Pääministeri Marin Tokiossa 11.5.2022

所得倍増、新しい資本主義を訴えた岸田首相ですが、結局は防衛増税をすることから「がっかり」した人も多いことでしょう。

 

本来なら支持率が30%台になっていれば、首相おろしの声が活発になります。 そうなっていないのは、大手派閥の安部派で安部さんがいなくなってしまって求心力が低下したこともあるのでしょう。

 

そうはいっても誰がなっても防衛増税はせざるを得ません。

 

ならばその面倒な役は岸田さんにやってもらい、それが決定した以降に名乗りを上げだすという流れとなるはずです。

 

ただ強い派閥がなくなったことで、各議員・党員は「誰が誰に投票するのか」と信疑が問われることになります。

 

 

中国の「疑」

Chinese Literary Figures

2022年は共産党指導部ビッグセブンがすべて習近平派になり、権力集中が達成されました。

 

一方でゼロコロナ厳守が一気に解禁されて世界中に驚きを与えました。

 

権力が集中されたことで、政策転換が早い・スムーズということはいいことかもしれません。

 

その反面、朝令暮改でコロコロと次々と政策が変わってしまうのであれば、人々の「疑心暗鬼」が大きくなりかねません。

 

 

ドル体制の「疑」

melting money and ice

ドルは世界の基軸通貨でしたが、それを武器として使うことに警戒の声が高まっています。

「ドルの兵器化、米国に裏目に出る恐れ-各国で覇権脱却の動き」 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-23/RN9PBRDWRGG001

 

このままドル決済でいいのかという「疑問」は日々強まっていきます。

 

デジタル通貨なら低コストで通貨システムを構築できるため、それを活用した直接取引・決済が進んでいくことでしょう。

 

ある日を境にアンチドルのような動きがメインストリームになっていくなんてこともあるかもしれません。

 

 

食生活の「疑」

黑椒牛柳 Beef Eye Fillet with Black Pepper Sauce - Tea Garden AUD25.50

 

「2030年までに全ての食肉生産を禁止する国現る」という予想もあり、食卓の風景も大きく変わっていくかもしれません。

 

すでに

・ニュージーランドでは牛のげっぷに課税?

・オランダでは政府が窒素やアンモニア削減をうちだし、農家が抗議デモ

・フィンランドでは市主催の全てのイベントで肉類の提供を中止する方針

...など、非常に強い制限を農業・畜産業へかける動きがみられます。

 

ガソリン車からEV車への流れが作られているのと同じ流れが、今度は食卓にも向けられるのでしょう。

 

気兼ねなくステーキが食べれる時代も終わるのではないかという疑念がますます大きくなりそうです。