農業や食品規制が各国で増えている印象です。アメリカではベーコン法なる取り組みが始まっています。
ベーコン法とは?
2022-1-1よりカリフォルニア州では、「狭い畜舎で育成した鶏や豚などの食肉(ベーコンも)の販売をしてはいけない」...という法律がスタートしました。
日本人の感覚としては、わからないではないが法規制するほどでもないような気もしますが、そのあたりの価値観はやっぱり違います。
いい法律とは思えませんが、販売者であるレストランや販売店は対応せざるを得ない状況のようです。
農家にとっても対応は大変です。飼育数に応じて飼育スペースを十分確保する必要があるからです。
猶予期間はあったものの、まだまだ対応している畜産農家は多くないそうです。
ただでさえインフレで、食品価格も上昇しています。
加えてベーコン法に対応するために食肉の値段は上昇せざるを得ませ。
結果、ますます庶民のお財布には厳しくなりそうです。
株価への影響は?
食肉加工大手といえばタイソンフーズ。
年初から株価は下落傾向で、9月からは大きく下げています。
株式市場全体今年はよくないのでSP500と比べてみると、SP500よりは下落率は大きいです。
タイソン・フーズ【TSN】:詳細情報 - Yahoo!ファイナンス
ただベーコン法の影響というよりは、景気の悪化を見越したコモデティ売り(石油、肥料など)のせいかなという印象です。