バイデン政権ではがん検査を広く実施していく政策を検討しています。
がんムーンショットとは?
バイデン大統領では、今後25年間でがんによる死亡率を少なくとも50%削減しようという目標を掲げました。
アメリカでは月面着陸(ムーンショット)という野心的な目標を実現しましたが、そのような社会的インパクトのあるプランにしよう...というのはネーミングからも伺えます。
特にバイデンさんは子息を脳腫瘍で亡くしており、そのことも「がん撲滅」に強くこだわる理由となっているのでしょう。
関連銘柄は?
現時点ではまだすべてのプランがはっきりしたわけではありません。
ただ1つ大きな柱になりそうなのが「血液検査」の大規模実施です。 がんを発見するためのさまざまな血液検査の有効性を確認するための新たな臨床試験を実施。有用性に応じて規模を拡大していくようです。
MIT Tech Review: バイデン大統領「がん死亡率半減」宣言、血液検査の大規模試験へ (technologyreview.jp)
現在血液検査、がん検査に強い企業としては以下のようなものがあります。
ガーダント・ヘルス(GH)
ガーダント・ヘルスは米国のがん遺伝子検査企業。
がん患者の血液サンプルを用いて腫瘍遺伝子を解析する、リキッドバイオプシー(血液による生体検査)の開発を手掛けています。
バイオデシックス BDSX
肺がんに関する血液検査ツールを提供。
ボリーション VNRX
がん検出用血液検査製品を製造。
Galleri(未上場)
現在アメリカで使われているMCED検査。 50種類以上のがんを検出可能。