海外ではウクライナが停戦条件を提示したとの報道も出ています。米中間選挙で共和党が下院では大きく勝ちましたし、停戦への動きが案外進むかもしれません。
ウクライナ停戦が実現する?
膠着するのではと思われるウクライナ情勢ですが、停戦へ向けての動きも出ているようです。
プーチンさんは西側諸国から降伏勧告を受けたとするもので、ロシアの著名な政策専門家であるヴァレリー・ソロヴェイ教授が主張しています。ソロヴェイさんは以前モスクワの権威ある国際関係研究所にいたそうです。
気になる条件ですが、
「ロシアはクリミアを非武装地帯にする」
「ロシアはクリミアを保持できる」
「クリミアについての議論は2029年以降へ先送り」
「ロシアは(クリミア以外の)ウクライナの占領地もすべて明け渡す」
「ロシアの戦争犯罪、刑事責任は不問にする」
..といったものです。
このような動きが進んだのはワシントンからの圧力が強まったものと思われ、少なくとも中間選挙で共和党は躍進してますから、停戦支持の議員が増えていることも背景にあるのかもしれません。
当初ロシアが侵攻したのは東部の保全ということでしたので、それを明け渡すのであれば国内世論的にはどうかなという気もします。
とはいえ、停戦で良いクリスマスが迎えられると、束の間かもしれませんが世界平和的にはよいことでしょう。
参考;
Vladimir Putin offered surrender terms by West after Kherson loss (euroweeklynews.com)
(更新2022/11/16)
いまだに精力的に活動されているキッシンジャーさんによれば、「ウクライナがヨーロッパとの緊密な関係によって保護され、独立と国境を維持できる場合にのみ、戦争を終結させることができるだろう」としています。
米中、日中首脳会談が続けて実施される:アジアで不安定な状況を作らないというのはキッシンジャーの動きがあるのではないか : 古村治彦(ふるむらはるひこ)の政治情報紹介・分析ブログ