共和党大統領候補で注目される一人がラマスワニさんです。発言は過激ですが、そういう人が大統領になると日本にも影響は多大となりそうです。
ラマスワニさんとは?
ビベック・ラマスワミ(Vivek Ramaswamy)さんは、インド系実業家。
2024年米大統領選の共和党候補指名争いに参戦中です。
1985年8月9日、アメリカ合衆国 オハイオ州 シンシナティ生まれ。
両親はインド人ヒンドゥ教徒。
ハーバード大学生物学部卒。イェール大学ロースクールで は法学博士を取得。
その後ヘッジファンド勤務を経て、2014年に製薬会社ロイヴァント・サイエンシズを設立。この会社はグラクソなどから医薬品特許を購入して、市場へ投入するというもの。
2017年にはソフトバンクから11億ドルもの投資を受けています。
現在は、選挙へ集中するためロイヴァント会長を退任しています。
2人の子供を持ち、資産1400億円。
趣味はテニス、ラップ。
大統領キャンペーンサイト
ツイッター
Vivek Ramaswamy(@VivekGRamaswamy)さん / X (twitter.com)
インスタ
Vivek Ramaswamy(@vivekgramaswamy) • Instagram写真と動画
主張
「トランプ2.0」と称されるほど、親トランプ路線です。アメリカは今アイデンティティの危機にあるとしています。
アイデンティティの復活
・無人偵察機を含む軍隊を南部の国境警備に活用する。
・アファーマティブ・アクションの廃止:リンドン・ジョンソンの大統領令11246を廃止する。
・米国人を暴力犯罪から守ろうとしない都市への連邦政府からの資金援助を停止する。
5%成長の実現
・石炭を掘り、採掘し、燃やす:気候カルトを捨て、原子力を解き放つ
・中途半端な大学の学位よりも専門学校を奨励する(ジェンダー研究専攻の学生には申し訳ないが)。
・規制緩和「レーガン2.0」革命を開始: 米国規制当局の人員を75%以上削減
・米国FRBの範囲を限定する:ドルを安定させ、それ以上何もしない。
対中政策
・CCPにCovid-19の責任を負わせる:あらゆる金融手段を使う
・半導体の自立を達成する
・中国共産党関連会社によるアメリカの土地購入を阻止
・メキシコの麻薬カルテル殲滅のために軍隊を
・中国共産党が不正行為をやめるまで、米国企業の中国進出を禁止する。
官僚主義解体
・有害な政府機関を閉鎖する:教育省、FBI、IRSなど。
・官僚の公務員保護を廃止し、代わりに8年の任期制限を設ける
・連邦職員組合の廃止:JFK大統領令10988の廃止
・連邦職員の75%以上をワシントンD.C.から移動させ、怠惰な「リモートワーク」オプションを廃止する。
・無駄な支出を削減する:各省庁ではなくホワイトハウスが議会に予算要求を提出
政府と金融市場の兵器化を終わらせる
・バイデンの退職基金向けESGルールを撤回せよ:企業や資本市場から政治を排除せよ
・CBDCに反対する:政府が銀行口座を管理する危険な計画であるデジタル通貨に反対する。
もし大統領になったら?
インド系初の大統領となりインドを中心に新興国から祝福の声があがる。日本でも孫さんがさっそくかけつけて面談に成功する。
一方で初日からサボタージュはあいつぐ。廃止といわれたFBIからはラマスワニさんの過去の不祥事をリークしまくり、権限縮小の公務員たちからの嫌がらせで執務は滞る。
石炭開発促進の姿勢に対し、環境保護団体がホワイトハウスで連日のデモを繰り広げる。
国境沿いへドローンを設置し、これによる犠牲者が出たことで報道で非難の声がでる。が、不法移民に苦しむ南部の州などからは大統領を熱烈にたたえる声もでてくる。結局はアメリカの分断はさらに進んでいくのだった...。
国際情勢では、日本では台湾発言などで緊張感が走っており、早期の会談実現で日米連携を確認すべしとの声が強くなる。外交がうりの岸田首相は孫さんのルートを通じて会談を模索するが、外交にあまり興味のないラマスワニさんからはいい返事が来ない。
対中強硬姿勢は続き、中国からの批判の声が高まるかと思われた。が、前政権のような台湾を過度に守る姿勢はなくなっており、中国からは政権を評価する声もではじめる。
ウクライナへの資金停止をぶちあげたことで、ヨーロッパとの亀裂は決定的となる。ただしこれを機に、停戦への道筋が一気に決まることに。
孤立主義かと思われたラマスワニ政権だが、インドとアメリカは相互依存関係を強化することに合意。国際的枠組みは大きく変わっていく...。
(このセクションはすべて予想でありフィクションです)
ラマスワニさんの名言・注目発言
米国が中国の侵攻から台湾を守るのは2028年まで
米国が台湾を守るのは半導体生産を依存しているためとしています。
現在アメリカでは急ピッチで半導体の自国生産、自給体制をとりはじめており、5年後には台湾を守る必然性が薄れるため。
もちろんこの発言への批判も出ています。
「米が中国から台湾侵攻守るのは28年まで」 米大統領選で共和党から出馬のラマスワミ氏(The News Lens Japan) - Yahoo!ニュース
漸進か、革命か。私は革命の側に立つ
若手ラマスワミ氏、急浮上 無名候補から3番手に―米共和・大統領選:時事ドットコム
私は政治家ではない。起業家だ
製薬起業家ラマスワミ氏、共和の注目候補に 米大統領選 - 日経FTザ・ワールド (nikkei.com)
人類の繁栄には化石燃料が必要です
ツイッターポストより。